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067 愛の結末

Author: 坂森大我
last update publish date: 2026-09-18 16:16:24

「騎士はリィナ・セラ・サンクティアに……」

 俺の希望はそれだけだ。ゴツい大男なんかを付けられてたまるかっての。

「いやお前、リィナは……」

「父上、どうせお目付役でしょう? リィナは発作の頻度も高くなっていますし、皆が俺を心配するのと同じで、俺も目を離したくない」

 発作が出るたびに薬を呑まなきゃいけない。

 人知れず倒れたなんてことにならないように、俺の側に置いておきたいんだ。

 嘆息しつつも頷く父上。どうやら俺の希望を汲んでくれるらしい。

「分かった。騎士はリィナに任せよう」

 一瞬のあと、全員が拍手をしてくれる。

 元より皆が俺たちの気持ちを知っているんだ。既にフィオナとは破談になったし、何の縛りもなくなった。

「陛下、私はそのような大役をお受けできません!」

 ところが、一人だけ反対している。もちろん、それはリィナ本人であった。

「リィナ、お主はルカを制止するだけだ。ルカの暴走を止められる人材が他にいるか? 

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    「騎士はリィナ・セラ・サンクティアに……」 俺の希望はそれだけだ。ゴツい大男なんかを付けられてたまるかっての。「いやお前、リィナは……」「父上、どうせお目付役でしょう? リィナは発作の頻度も高くなっていますし、皆が俺を心配するのと同じで、俺も目を離したくない」 発作が出るたびに薬を呑まなきゃいけない。  人知れず倒れたなんてことにならないように、俺の側に置いておきたいんだ。 嘆息しつつも頷く父上。どうやら俺の希望を汲んでくれるらしい。「分かった。騎士はリィナに任せよう」 一瞬のあと、全員が拍手をしてくれる。  元より皆が俺たちの気持ちを知っているんだ。既にフィオナとは破談になったし、何の縛りもなくなった。「陛下、私はそのような大役をお受けできません!」 ところが、一人だけ反対している。もちろん、それはリィナ本人であった。「リィナ、お主はルカを制止するだけだ。ルカの暴走を止められる人材が他にいるか? 儂は適切な人選だと考えておる」 父上に言われてしまってはリィナも受諾するしかない。断り続ける不敬は彼女も分かっているだろうし。「承知しました。殿下の安全を第一に考え、職務に邁進したいと存じます」 再び拍手が巻き起こる。  近衛騎士リィナ・セラ・サンクティアの誕生を全員が祝福してくれたらしい。「さて、全員解散だ。ルカの食事が冷めてしまう。気苦労をかけたな」 父上が手を叩くや、全員が後ろ髪を引かれながらも食堂をあとにしていく。 残されたのは俺とリィナ。恐らく父上は気を利かせてくれたのかもしれない。「殿下、本当に私で良かったのですか?」 飯を食べ始めた俺にリィナ。もう決まったことだというのに、彼女はまだ葛藤しているのかもしれない。「脳筋ゴリラに付きまとわれるなんて嫌だからな」「いやでも、少なからず安全だと思いますけれど……」「くどい。俺はリィナが良い。俺の側にいろ」 父上だって誰がなっても一

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